天龍源一郎VS武藤敬司!
真のミスタープロレスはどっちだ!
1999年の世紀末!
新日マットの至宝たるIWGPと
ミスタープロレスの称号をめぐって激突した
天龍源一郎と武藤敬司!
両雄のIWGPのタイトルを賭けた闘いでは
対戦成績は1勝1敗の五分!
特筆すべきは
当時IWGPヘビー級王座に君臨していた
武藤の3度目の
防衛戦の相手が天龍!
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この時の両雄の一戦は
その年の
年間最高試合を受賞するなど
名勝負数え歌と呼ぶにふさわしい
死闘を演じた両雄!
今回はキンコロで天龍と武藤の名勝負を再び!
武藤はNBMバージョンで登場!
NBMとはナチュラル・ボーン・マスターの略
生まれついての天才という意味だ!
武藤がリングイン!
雷鳴が轟く!
会場にはサンダーストームの入場テーマが!
その勇壮なテーマ曲に乗って
風雲昇り龍!天龍源一郎現る!
そして花道の両サイドからは
天龍のイメージカラーたる黒と黄色の
のぼり旗が熱狂的な天龍ファン達の手によって
高々と掲げられる中
悠々と花道を歩く大将!
大将が歩を進める先には
セルリアンブルーのマット!
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そのブルーのキャンバスの中には
武藤敬司という
最高の素材が待っている!
天龍は武藤敬司という最高の素材を
使って、どのような絵を
ブルーのキャンバスに描こうとするのか
その青写真は既に天龍の頭の中で
できあがっているのだろうか!
ひとつ間を入れて天龍がリングイン!
両雄が対角線上に対峙する!
天龍VS武藤!
世紀末の名勝負数え歌再び!
いざゴング!
新日育ちの武藤に対して
全日育ちの天龍!
まったく違う型を持った両者
新日本プロレスと全日本プロレスでは序盤の
試合の展開の仕方がまったく違うということが
よくいわれている
その意味においては序盤は両者ともに
手探りの状態が続く!
得意のグラウンドに天龍を誘いこむ武藤
緊迫感のあるグラウンドの攻防!
武藤はアームロックで天龍を抑えこむ!
下から揺さぶり、もがく天龍だが武藤は逃がさない!
体重の乗せ方、体重移動の上手い武藤は巧みに
グラウンドをコントロールする!
アームロックを振り解こうとする天龍
そこを、すかさず得意のキーロックに切り替える武藤!
天龍はロープエスケープ!
天龍はチョップを皮切りに打撃戦を仕掛ける
武藤も応戦!
しかし打ち合いになると天龍に分があるか!
武藤はジリジリと押されコーナーに追いやられる
逆水平!グーパンチ!
天龍得意の逆水平チョップ&グーパンチの乱れ打ち!
このコンボで天龍が自分のリズムを掴む
たまらず武藤がダウン!
武藤のグラウンド地獄で
ペースを持っていかれそうになったところを
チョップとグーパンチだけでイーブンに戻してしまう!
武藤も自分のリズムを取り戻したいところ!
それには、これがうってつけといわんばかりの!
スペースローリングエルボー!!!
自分のリズムを刻むはずの
側転エルボー!
だが
これを天龍にスカされてしまう!
天龍とて百戦錬磨の猛者だ!
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ちゃんと武藤対策を
十二分に施したうえで
武藤戦に臨んでいるだろうことは
想像に難くない!
これはさすがの武藤とて
リズムを狂わされることは
避けられないだろう!
そして必ず大一番になると引き出しを開けてくる
武藤の相手の脚を狙ったピンポイントの低空ドロップキック!
しかし、これをもスカして天龍は付き合わない
武藤のペースをかき乱して逆に
武藤を丸ごと呑み込んでやろうと天龍は勇み立つ!
倒れている武藤の髪を強引に鷲掴み引きずり起こす!
天龍「立て武藤!」
天龍は高々と持ち上げての
ブレンバスター直下式を狙う!
しかし、これをDDTで切り返す武藤!
武藤が反動を利用し天龍は
物凄い勢いで脳天をマットに
叩きつけられる・・・!
天龍に一矢報いる一撃!
天龍はおもわぬ反撃を受けたかっこうに!
武藤が反撃の狼煙!
しかし天龍も、易々と雪崩式を喰らうわけにはいかない!
天龍は、ここで・・・!
得意の背面エルボードロップ!!
しかし寸前のところで武藤にかわされ
自爆する!
この時、天龍は、もろにマットに両膝を強打!
そして・・・・!
それを武藤が見逃すはずもなかった・・・!
そう!
天龍が両膝から自爆したところを
武藤は、しっかり見ているのである!
武藤の低空ドロップキックが
とうとう天龍の自爆した膝をロックオン!
セルリアンブルーのマット上で実現した ミスタープロレス同士の対決!完結!! 低空ドロップキッ[…]