大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に触発されて!?源平争乱を初プレイ!

祇園精舎の鐘の声・・・盛者必衰の理をあらわす!

平安時代末期に起こった

大規模な内乱である治承・寿永の乱

所謂(いわゆる)

源平合戦。

そして

その後の

源頼朝による鎌倉幕府の樹立。

そんな激動期の権力闘争を勝ち抜いた

北条義時が主人公の

NHKの大河ドラマ!

鎌倉殿の13人

今年

2022年1月9日から

放送が開始された。

歴史で戦国時代は好きでも

源平の時代は

あまり興味が無かったなぁ。

なんて方は

けっこう、いらっしゃるのではないだろうか。

実は

当サイト管理人も

そんな一人(笑)

なので、その辺りの歴史は

あまり詳しくは無いのだが

先週放送された

その大河ドラマ鎌倉殿の13人で

武田信義という人物が登場。

この武田信義といえば

戦国時代で非常に有名な武田信玄の

ご先祖様に当たる人物で

甲斐武田氏の初代当主。

また

源義光(所謂、新羅三郎義光)の

曾孫にして甲斐源氏の第4代当主でもある。

戦国期の源氏の流れを汲む

甲斐武田一族が好きな管理人としては

そのルーツとなった武田信義に

興味がそそられるわけで。

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それと同時に歴史SLGが

とても好きなので

そちらの方面にも思いを巡らしたり・・・

この時代を扱った歴史ゲームは

やはり

世間の源平抗争期に対する

関心の低さを反映してか

ほとんど世には出ておらず・・・

管理人が知るところ

コーエーさんが、だいぶ昔に出した

源平合戦位しか思い浮かばなかった。

他に源平のゲームはないか

ネットで調べてみると・・・

なんと・・・!

あるじゃないか・・・!

源平争乱という10年ほど前に

Si-phon(サイフォン)さんが制作されたゲームが!

ゲームコンセプトが、すごく面白そう。

だいいち武将の顔グラからして

管理人的にはドストライク・・・

即ポチったことはいうまでもない。

というわけで

今が旬!?

といっていいのか

そんな

激動の源平時代を扱った異色の

歴史シミュレーションゲームである

源平争乱を初めて

今さらながらプレイしてみることに。

初めてのプレイなのでシナリオ1を選択して

最初に選択できる棟梁は

源頼朝と木曽(源)義仲のみだが

(シナリオ2では平家の平宗盛でもプレイ可)

クリア後にプレイできる棟梁が増える。

武田信玄のご先祖様、武田信義でプレイしたかったが

クリア後の楽しみとして取っておこう・・・

ここは無難に源頼朝を選択。

ゲーム開始直後の勢力図。

圧倒的な勢力を誇る平家

その次に奥州に根を張る藤原家

管理人が操る源頼朝が

3番手の勢力といったところ。

この地図を見ると

一見、巷に溢れるような

国取り式歴史ゲーと

なんら変わらないように見えるが

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実は全く似て非なるもの。

このゲームの勝敗の帰趨は

土地をとったとられたではなく

どれだけ各地に

点在する武士団の支持を

拡大できるか

かかっているのだ。

下総を見てみよう。刀のアイコンがズラリと並んでおり

これがこの土地に土着する各武士団が

どの勢力を支持しているかを

表している。白色で表示されているのが頼朝支持。灰色が中立。

平氏であれば赤色が平氏支持。オレンジ色なら武田支持といった具合だ。

武士団の詳細も見ることができる。

例えば上総で現在頼朝を支持している

上総広常が率いる武士団の手勢は最大で700人以上と大所帯。

平氏の勢力圏内にも

少なからず頼朝を支持する者もいる。

下野にお住まいの足利義兼率いる武士団の手勢は360人也。

彼は室町幕府を樹立した足利尊氏のご先祖様で

頼朝とも血縁的に近いという要素もあって

支持してくれているのだろう。

但し、これらの要素は常に流動的である。

彼らは時勢を鑑みて支持する勢力を変えるからだ。

頼朝の権威が失墜すれば

彼らは頼朝を支持するのをやめて

他の勢力へと

たちまち鞍替えしてしまうことだろう。

初手は平氏の勢力圏たる武蔵東部へと

軍を進めるため

各武士団に参加を呼びかける。

さて

どれだけの武士団が呼応してくれるのだろうか。

4000人近くが頼朝に呼応して集まってくれた。

進軍するたびに軍の士気は低下していくので

注意が必要。

頼朝の威光を前にして

平氏の連中は恐れをなしたのか

無人の野を行くが如し。

頼朝を支持する武士団は18から30へと増加!

後顧の憂いを断ち存分に平家と渡り合えるよう

奥州の一大勢力である藤原秀衡に同盟を打診するが・・・

色よい返事はもらえず。

藤原氏に後背を突かれはしないかと

不安を抱きつつ

平家と対峙する管理人。

そんな中

遂に下総で

平家の大軍と激突!

この一戦に、もし敗れるようなことがあれば

頼朝は武士団の支持を失い

強大な平家に抗う力を保てなくなる恐れも。

源氏の興亡を賭けたこの一戦の総大将は

頼朝の弟義経だ!

数の上で劣勢だが跳ね返すことができるのか!?

ちなみに

左翼に布陣している北条時政は

北条義時のお父さんなのだ。

おぉっ!

敵方の武将を一人討ち取る!

こちらも、それなりに犠牲を払ったが

平家の大軍を退けて大勝!

でかしたぞ義経!

この合戦で頼朝の威信は大幅増!

その一方で

寡兵の頼朝軍に敗れた平氏の方は

離反者が相次ぎ・・・

美濃国・・・

なんと三河国まで・・・

関東での出来事が

中部、東海地方にまで広く影響を及ぼす!

いち局地戦であったにもかかわらず

大軍の平家が大敗を喫したという事実

その衝撃は相当凄まじかったようだ。

これをきっかけに

イモを引くが如く

あっさりと平氏の支持をやめてしまう

薄情な各地の武士団の皆さん(爆

この武士団による支持システム

すごく面白い。

この要素は

管理人の知るところ

他の歴史SLGには無い。

唯一無二といっても

いいのではないだろうか。

管理人が思ったのは

このシステムを戦国ものにも

応用したゲームが

できればなぁと。

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例えば

武田勝頼が徳川家康に

高天神城を攻められた際に

後詰ができすに高天神城を

見殺しにしてしまった結果

豪族達からの支持を失い

後の織田・徳川による武田討伐戦では

ほとんど組織的な抵抗もできずに

瓦解した武田勢とかも

ゲームで再現できそう。

勢いづいた頼朝は

拡大させた武士団の圧倒的な支持を背景に

弱小勢力を屈服させていく。

甲斐源氏の棟梁たる武田信義さんも

平氏との合戦で負けが込んでしまったのが原因なのか

甲斐の武士団からの支持を失い

いつの間にやら

勢力圏が三河に移ってたw

武田信義も頼朝の威光の前に屈服。

1181年2月時点での勢力図。

並行して藤原家と粘り強く交渉を続けていたが

秀衡さんも次第に態度を軟化させて

遂に同盟を成立させることに成功!

後方を心配する必要がなくなった頼朝は

平氏打倒に注力できる態勢が整った!

そんな中・・・

巨星堕つ、平清盛が病死

この世を去り

ますます厳しくなる平氏。

清盛の跡を継いだ宗盛。

支配国数と優勢国数では

依然として

頼朝の勢力を

上回っては

いるものの

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頼朝との抗争で

劣勢が続き

その威信は

大きく低下し

武士団の支持数では

既に頼朝に

逆転されて

しまっている状況だ。

存亡を賭けた平家は畿内で軍を招集し

度々合戦を挑んでくるが・・・

弟義経と臣従させた武田信義を中核とした

部隊編成でこれを迎え撃ち

平家の軍のことごとくを退ける。

そして

遂に念願の上洛を果たす!

後白河法皇に謁見した頼朝さんは・・・

相模守に任命される。

平家に靡く逆賊多田行綱の追討令が

頼朝に下される。

後白河法皇から後光がさす演出も地味に(・∀・)イイ!!

朝敵となってしまった行綱さんの顔が

なんとも切ない(w

いよいよ

風前の灯となった平家。

どこをどう間違えて

こうなった?

驕れる者は久しからず!

ただ春の夢の如し( ^ω^)・・・

もはや勝負はついたな!

義経さんが出張る必要もなくなった。

信義さん!行ってチャチャっと片付けてきなさい。

多田行綱を駆逐して

さぁ平家討伐戦に繰り出すぞと思っていたら・・・

それを妨害するかの如く

度々後白河法皇に振り回され・・・

いっこうに平家討伐の軍を起こすことができないorz

法皇さん、もしや平家の味方をしてるのでは・・・

ほとんどの武士団が宗盛を見限ったか。

では、その大きく開いた傷口に塩でも塗りたぐってやろうと

ダメ押しの平氏の朝敵指名を後白河法皇に要請w

法皇から

まさかの??OKの返事が出たので

朝敵平宗盛を討ち果たすべく

討伐軍を募ることに。

が・・・

四国方面に討伐軍を送り込むと

残りの平氏の支持者達も

尻尾を巻いて逃げ出し

忠実通り

壇ノ浦での

最期の一戦をすることすら叶わず

あっけなく平家は滅亡!

日の出の勢いの頼朝の

強大な軍勢に加えて

朝廷まで敵にまわした平氏に

味方する物好きな輩など

もはや誰一人として

おりはすまい。

平家討伐を果たした頼朝は

次に用が済んだ

藤原秀衡を潰すかと

ターンを終了させると・・・

エンディングの年表が・・・

敵対勢力がなくなって

他の勢力が同盟者だけになったら

ゲームクリアとなる仕様だったみたい。

クリア後の

特典として

プレイできる源氏の棟梁が増えた。

これで晴れて

武田信義で

ゲームが始められるようになるわけだ。

次は

この武田信義を使って

頼朝を顎で使う

プレイでもしてみようかな(爆

ということで

源頼朝を使ってクリアまで遊んでみたが

上述の通り

武士団による支持システムが

とても素晴らしく

源平の時代に疎い

管理人でも

色々と頭の中で展開を妄想しながら

脳汁出まくりで

源平争乱をすごく楽しめた!

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昔は

歴史シミュレーションゲームが

それこそ複数のゲーム制作会社から

様々なこだわりをみせた

作品が多く世に出ていたものだが・・・

(当サイトで以前紹介した

ホクショーさんが手がけた

「戦乱」や

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その一つといえるだろう)

硬派な歴史ゲームに

飢えている身としては

こういった味のある

シミュレーションゲームを

令和の

この時代に体験できるなんて感涙ものである。

硬派な歴史ゲームを製作される会社として

今や稀有となったSi-phonさんが

手掛けておられる他の作品も

気になり出した当サイト管理人。

信玄上洛も面白そうだなぁ。

管理人と同じく

違った趣のあるSLGをプレイしたい

ユーザーさんは1度

源平争乱をプレイしてみてはいかがだろうか。

~完~

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