キューバ危機再来す!?
最近
米ソの冷戦時代をテーマにした
超名作の
すごく面白いボードゲームがあるということを
知って買って
遊んでみることにしました。
そのボードゲームの名は
Twilight Struggle!
ボードゲームギークで
長年にわたりランク1位に君臨していた
ボードゲーム界隈では
めちゃくちゃ有名みたいですみたいです。
残念ながら日本語にローカライズはされておらず
英語版でのプレイとなってしまいます。
しかし
だからといって
このゲームを
プレイせずに敬遠してしまうのは
実に勿体ない!
通常、ボードゲームの場合1人ではできないため
対戦相手が必要になってくるわけですが
当サイト管理人の
友人、知人に
ボードゲームファンがおらず
このゲームの存在を知っている人も
1人もいないため
対戦する相手もいないorz
だが嬉しいことに
Steam版で
このボードゲームが販売されており
AI相手に気軽にサクッと
プレイできちゃう!
と、いうことで
今回
Steam版で実際にプレイしましたので
このゲームをざっくりと紹介したいと思います。
Steamで
DLC込みのTWILIGHT STRUGGLE – COLLECTION BUNDLEが
セール期間中だった時を見計らって
500円未満で入手しました。
このゲームは
超大国のアメリカ
あるいは
ソ連のどちらかでプレイすることになります。
ゲームのミッションは
世界各国に対し政権転覆やら代理戦争
影響力の行使、国の威信を賭けた宇宙開発等々
あらゆる手段を動員して
自陣営の勢力拡大を図ることです。
当サイト管理人は
初見プレイとなりますので
このゲームに関しては
全くの初心者なわけですが
そういった初めての人は
ソ連をプレイした方がいいみたいです。
と、いうのも
序盤はソ連が有利で終盤は
アメリカが有利となる傾向みたいで
尚且つ
ターン制の
このゲームでは
ソ連がアクションラウンド
で先手番でプレイできます。
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なので
そのあたりを考慮して
管理人は
ソ連でプレイすることにしました。
Steam版では
チュートリアル機能(解説も英文ですが)
も付いているので
それを一通りやって
実際にハンディキャップ無しの
スタンダードゲームでAIと対戦してみることに。
BGGのサイトにてダウンロードしてきた
日本語マニュアル(要会員登録)と
マップを眺めながらゲームを進めましたが・・・
ゲームのルールが把握できていない点も多かったためか、、、
AI操作のアメリカ相手に2連敗!
3回目の挑戦の前に
再度ゲームの進め方、ルールなどを読み直して
勝利を期して再びトライ!
ゲーム開始時にソ連だと東ヨーロッパ各国に
6つの影響力を行使することができます。
各国の国名の右横に数字が小さく表示されていますが
これは、各国の政治的安定度を表しており
例えばソ連と国境を接するフィンランドの政治的安定度は4で
その下に赤い数字1が表示されております。
これはソ連のフィンランドに対する影響度を表しており
この数字を4まで増やしていけば
フィンランドは共産主義陣営に取り込まれることになるわけです。
管理人は
東ドイツに影響力1を行使し支配権を強化。
これは資本主義陣営からの東ドイツへの
干渉を警戒しておりますw
それとポーランドに影響力3を行使して
ソ連率いる共産主義陣営に加えます。
残りの2つの影響力は
オーストリアとユーゴスラビアに
それぞれ1ずつを配しました。
これは将来のイタリアの赤化を狙ってのことです(爆
AI操作のアメリカも西ヨーロッパに影響力を配していきます。
イタリアの政治的安定度は2なので
影響力2を行使すればイタリアを
資本主義陣営に組み込めることができるわけですが
AIは管理人のイタリア赤化計画の意図を察知してなのか
影響力3を配してガッチリと
イタリアの守りを固めてきました(汗
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ちなみにですが
ソ連がイタリアを取り込もうとする場合
イタリアの安定度は2、アメリカの影響力は3なので
ソ連は影響力を5を置けば5-3=2で
イタリア支配に必要な2以上の影響力を満たして
支配が成立します。
あるいはアメリカの影響力を1か2以上削って
ソ連が影響力を4ないし3以上配置しても成立します。
ターンの始まりは
ヘッドラインカードにて
イベントカードを出しあいます。
イベントカードは冷戦時代に
実際に起きた出来事を上手い具合に
ゲームに落とし込んで再現しており
これらも状況に応じて臨機応変に使いながら
進行していくわけですが
プレイヤーが世界支配のための
陰謀をめぐらしているみたいな
気分にもさせてくれますし
これらのイベントカードの
使いどころも実に悩ましく
また楽しいんだな、これが!
マーシャルプランにより
アメリカ陣営は北大西洋条約機構、所謂
NATOが使用可能となり
尚且つ
ソ連が支配していないヨーロッパ7か国に
影響力を1ずつ行使することができる。
赤化の波を防ぐべく
アメリカは西ドイツの守りを固めつつ
北欧諸国にも資本主義陣営の触手を伸ばしてきた!
ソ連と国境を接する(ゲーム上では黒い線で
繋がっているところがそれにあたる)
フィンランドにも影響力を1置いてくるとは・・・。
ソ連は
このフィンランドを含めて
ルーマニア、アフガニスタン、北朝鮮と
国境を接する国を
資本主義陣営に取り込まれると
相手の勝利点加算に繋がってしまうため
注意しておきたいところです。
帝国主義どもの圧殺的策動には
断固として対応せねば(w
米ソ陣営による軍事的緊張の高まりとは裏腹に
平和的な行事たる
オリンピックを主催したソ連であったが
ダイスの結果により勝利点2VPが
アメリカに付与される。
アメリカ代表の選手が大会で健闘し
メダル総なめにでもしたのだろうか・・・!
アクションラウンドにてイベントカードを1枚使いますが
ドラッグする場所は5か所あって
以下ざっくりとですが
左からREALIGNMENTが対戦相手の影響力排除に使用
SPACE RACEが宇宙開発競争に使用
PLAY EVENTがイベントの発動に使用
PLACE INFLUENCEが自陣営の影響力配置に使用
ATTEMPT COUPがクーデーターに使用
イベントカードの種類によって
ソ連に有利あるいはアメリカに有利なものが
ありますので、それも勘案しながら
カードをどう使うかも考えなければなりません。
”ベトナムが蜂起”のイベントカードですが
ソ連に有利なカードとなりますので
PLAY EVENTとして使用することにします。
オリンピック直後に平和ムードも一変!
カードのイベント発動によって
ベトナムは共産主義陣営に参加!
アメリカはアジアへの影響を強めるソ連を警戒してか
日米安保条約締結に踏み切る・・・
と、思いきや
イベント発動に使うではなく
影響力の振り分けに使用してきました。
カードの左上端に”4”の数字が書かれてますが
これがカードの作戦値であり
4の影響力をマップ上に行使できるわけです。
アメリカはフランスとイランを資本主義陣営に取り込み!
ド・ゴールカードを駆使して
フランスにおける資本主義陣営の影響力を削って
共産主義陣営の楔を打ち込むことに成功!
アメリカ側も黙ってはいない。
すぐさまポーランドへのクーデターを仕掛け
これを成功させてきました。
これによりポーランドにおける
ソ連の影響力が弱まってしまう。
アメリカの報復的な軍事作戦で・・・
デフコンレベルが
1下がってしまう。
(※クーデターを試みるとデフコンが下がるので注意
その他イベントカードで
デフコンレベルが下がるイベントもあります)
一気に
緊張感が高まって(゚д゚;)))キタ!
ゲーム内では
デフコンレベル4で
ヨーロッパでの
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影響力排除判定および
クーデター判定が
禁止されてしまう。
行動が制限されるという
ペナルティを両サイドが
受けることになりますな。
イタリアに影響度を置いて
自由主義陣営にプレッシャーをかける!
アメリカがシリアへクーデーターを仕掛けるも失敗!
NATOカードの作戦値を使用してポーランドの支配力を回復させつつ
イタリアへの影響度を1加えて
さらなる攻勢をかける構えをみせる!
アメリカ側は目ぼしいカードが尽きたのか
やや劣勢を強いられている
ヨーロッパの得点カードを出してきました。
(手札にスコアリングカードを持っていてターン終了前に
使わないで持ったままにしておくと
ゲームに負けてしまうみたいで
これが原因で2回とも負けてましたが
最初、何故負けたのかが
理解できておりませんでした)
管理人操作のソ連は東ドイツ、ポーランド2国の
BATTLEGROUND(係争地)をガッチリと囲いつつ
アメリカの支配が及んでいたイタリア、フランスの
BATTLEGROUND(係争地)に
ソ連の影響力をねじ込んでアメリカによる2国の
支配を解いている状態なのでアメリカが支配力を
維持しているBATTLEGROUNDは西ドイツのみとなります。
これによりソ連は1VPを獲得して
アメリカの2VPリードを
1に縮めました!
アメリカ支配のイランへクーデターを仕掛けて
見事、成功!
この軍事作戦によりデフコンレベルは3に下がってます。
アメリカは今度はアジア得点カードを出してきたが・・・
万策が尽きた??
得点カード美味しいです(^q^)
勝利点5が入り
ソ連が4VPリードで形勢逆転!!!
2ターン目へ突入!
1ターン目終了時点でデフコンレベルは3まで下がっておりましたが
次ターンの始めにデフコンレベルは一つ回復します。
アメリカに有利なイベントカードが手札になっていて
使用してイベント発動するのが嫌な場合は
宇宙開発に使用すれば
イベント発動を封じることができます。
ただし
宇宙開発に使用できるカードは
1ターンに1枚のみとなってます。
2ターン目も開始早々に
過激な手段で仕掛けてくるアメリカに対し・・・
こちらは挑発に乗らず淡々と冷静に対応するのみ。
1ターン目に優勢だったアジアにおける
ソ連のプレゼンスを再度高めるために
着々と布石を打つ!
イタリアを死守せんとするアメリカ側だが・・・
ムダ、ムダ!
1ターン目に大変お世話になった
社会党政権のイベントカードだったが
2ターン目にも配られてきたので
コイツを使わぬ手はないですな!
もはや赤化の波は止められない!
とうとうフランスまでもが共産主義陣営へ・・・!
ソ連は今まさに西欧諸国を飲み込まんとしているのだ。
デフコンレベルは
またまた3まで下がってしまいました。
中国カードを使って日本を取り込むアメさん。
こちらは黙々と影響力を配して勢力を伸ばしていきます。
宇宙開発が低調で失敗続きのソ連に対し
アメリカは難なく成功させてますね。
勝利点の方は
いつの間にやら再逆転されてました。
3ターン目で、またしても
このイベントカードが・・・
でも、せっかく配られたものだから
使ってもいいよね?
度々、米ソ間の緊張が高まる!
遂にレッドラインへ突入・・・
核戦争を煽っているのは
ソ連に非ず・・・
帝国主義者達の方なのだ(爆
キューバをソ連陣営へ取り込むことで
直接アメさんの喉元に刃を突き立てるかっこうとなり
そして
ちょうどデフコンレベルも2の状態・・・!
これは、キューバ危機の再来・・・なのか!?
(※キューバ危機とは・・・1962年にソ連がキューバにミサイル基地を建設し
当時のアメリカ合衆国の大統領であったジョン・F・ケネディ大統領は
キューバに対し海上封鎖を実施。ソ連のフルシチョフが折れるかたちで
ミサイル基地を撤去して米ソによる
泥沼の核戦争となろうとしているところをギリギリのところで回避した。
その際にアメリカは最高度に準じる防衛準備状態を示すデフコン2を
宣言して核戦争の臨戦態勢にあった)
アジアにおける両陣営の陣取り合戦は熾烈を極めております!
アメさん側が次々に紛争を引き起こすが・・・
ソ連の宇宙開発は失敗続き也orz
またクーデターですか?
これが引き金となって・・・
このゲームではデフコン1の引き金を引いた側が敗北するというのが
原則なのでプレイヤー管理人の勝利で幕を閉じました。
米ソによる
核戦争勃発が意味するところ・・・
それは以下のような泥試合になることは必然で
地球に審判の日下る! それを下すのは神か はたまた死神なのか… 今年に入り 以前にも増して 世界が 一段と不安定化し 国際社会の平和を望む 多くの人々にとって 大変厳しい[…]
これで勝利者とは、なんとも釈然としないが・・・
一応ゲームには初勝利できたということで
取り敢えずヨシとしようか!
今回は
暴発してデフコンレベルが1になってしまいましたが
冷戦のゲームらしく米ソ直接の殴り合いを回避しながら
(実際に米ソが直接矛を交えると共倒れになってしまうため)
世界各国を自陣営に取り込むための影響力を行使しあい
静かながらも激しい鍔迫り合いを展開していくのが熱すぎる!
ゲーム内MAPは欧州、中東、アフリカ、アメリカ大陸、アジアと
広大で、その中で
どこに重点的に影響力を配置していくのかという点も
非常に悩ましく相手の手番の時には
どんな手を打ってくるのか、痛いところを突かれはしないかと
ドギマギしながら相手の指し手を待つのですが
それが、また(・∀・)イイ!!
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完全ターン制なのでRTSゲームのように
せかせかしなくていいですし
囲碁、将棋のような感覚で
じっくりと考えて手を打つもヨシ!
遊び慣れている上級者の方には
Steam版のAIは物足らないかもしれませんが
初心者にとっては手強い対戦相手となりますので
これで練習して安定して勝てるようになってきたら
脱初心者!といってもイイみたいです。
AIでは物足りなくなってきたら
ボードゲームサロンに行って
ボードゲーマーの猛者の方々と対戦するというのも
面白いかもしれません。
拡張シナリオも、まだ未プレイですし
このゲームに慣れてきたら
またプレイ記事をUPするかもしれません。
最後まで、見ていただき
ありがとうございました!
完