久々に遊んでみた!
今回は
信長の野望シリーズで
20年近く前に
発売された
蒼天録をプレイしてみたいと思う。
信長の野望シリーズの中でも
かなり異色で
このシリーズによくある箱庭的内政は一切無し!
で極限まで簡略化し
合戦シーンも内政ほどでは無いにしろ
簡略化されており大味。
焦点を当てているのは
陰湿な!?謀略を駆使して
繰り広げられるドロドロの陰謀劇!
これをゲーム内で従来の大名としての立場で
プレイするだけではなく
配下の有力武将の立場からもプレイができるのだ。
発売当時はウケが悪く
あまり一般ウケしなかったみたいだが・・・。
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当サイト管理人の
信長の野望シリーズプレイ歴は
覇王伝に始まり
天翔記、革新、創造と色々遊んできて
(一応、将星録、烈風伝、天下創生
戦国立志伝も買ってプレイしたことあり。
だが個人的に合わず投げてしまった)
これが一番好きな作品で
当時は手を変え品を変え
時代を変え・・・
様々なプレイスタイルで遊んだものだ。
信長の野望シリーズを遊んできた人の中では
管理人の好みはマイノリティなのかもしれない。
プレイ可能な時代も
なかなかにマニアック。
戦国時代の関東の雄と謳われ
約100年もの間
5代に亘って関東一円を
支配し続けた北条氏の礎を築いた
北条早雲がプレイ可能で
しかも戦国大名化する前の
今川家の家臣としてプレイができる。
史実通り独立するもよし
忠臣プレイするもよし
はたまた
今川家中を掻き回すもよし。
プレイヤーの思うがままだ。
今回
久々にプレイするにあたって
チョイスしたシナリオは
1546年の信長元服だ。
そして
選択したプレイ武将は
木曽家の第16代当主である木曽義在(きそよしあり)。
武田信玄に降り武田家の親族衆として活躍した
木曽義康の父親に当たる人物である。
この木曽家は
平安時代末期に活躍した
木曽(源)義仲の子孫を自称する一族である。
前回
源平争乱をプレイしていたことと
祇園精舎の鐘の声・・・盛者必衰の理をあらわす! 平安時代末期に起こった 大規模な内乱である治承・寿永の乱 所謂(いわゆる) 源平合戦。 そして その後の 源頼朝による鎌倉幕府の樹立。 […]
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも
青木崇高さん演じる木曽義仲が
大泉洋さん演ずる源頼朝のライバルとして
登場するということもあり
その末裔と自称する木曽家でプレイしてみようかなと。
このシナリオ
デフォルトだと木曽家の初期武将は義在、義康親子のみとなる。
ちと寂しいので一人架空武将を作り木曽家の家臣として
出自不明の謎の高僧?
胡散苦斎を放り込んでみた。
木曽家のブレーンという設定だ。
あと木曽義康の能力値を編集で弄って
統率力のみ上げている。
事績を見てみると
それなりに武略があった
武将であることがうかがえるが
その割に統率力が
あまりに低いので(汗
上述の通り内政は
とことんまでに簡略化されている。
テキトーに奉行を任命して
あとは放置。
このゲームは忍者が
とにかく強い。
大勢力の大軍が
攻め寄せてきても
忍者の虚報で
バンバン追い返せるので
忍者は
ある程度の縛りが必要かも。
そのため
今回のプレイでは
忍者虚報禁止&募兵禁止縛りで
やっていくこととする。
木曽家の本拠である信濃は
西に斎藤道三、東に武田信玄
南に今川義元といった強豪に囲まれている。
どういう方針で戦略を立てていこうか・・・
超久々のプレイとなるので
序盤
この辺が、あやふや
なままでプレイしている。
取り敢えず斎藤家のご機嫌窺いに
胡散苦斎を派遣したが
この行動が
斎藤家からは
木曽家が従属の意思表示を示したと
受け取られたようだ。
もちろん
この返事はノーで突き返した。
戦に備えてコツコツと鉄砲を買い足す。
斎藤家への従属化を
拒んだ以上
美濃のマムシ
斎藤道三は
この木曽家を
標的にしてくるに違いない。
と、いうことで
斎藤家の切り崩し工作を行うことに。
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目を付けたのは
我が木曽家と国境を接する
斎藤家の最前線である苗木城。
この苗木城の城主である
遠山景前は斎藤道三に
不満を抱いているようだ。
さっそく使者を派遣して
友好関係を築き
道三の悪口を吹き込み
二人の間の仲を引き裂くことに。
機を見計らって
道三を裏切るように
そそのかすも
なかなか応じようとしない遠山さん。
道三に人質でも取られてる??
北信濃の豪族
猛将の村上義清が武田信玄と戦って
いきなり敗死。
村上家は息子の国清へ代替わり。
と、ここで
まさかの遠山さんが独立宣言。
義在自らが出向いて内応に応じるよう
口説いたにもかかわらず
終始煮え切らない態度だったが・・・
まぁ斎藤家との緩衝地帯ができるから
結果オーライ。
吠える遠山さん。
独立した途端に狂犬と化したか。
が・・・
ソッコーで道三に成敗されてしまった(爆
さすがはマムシの斎藤道三・・・
電撃戦で遠山さんを亡き者にするとはw
息子さんが跡を継ぐことになったようだ。
先代の時代に懇意にしていた木曽家だよ。
先代のことは残念だったね。
木曽家としても哀悼の意を込めて
うちの胡散苦斎に
香典持たしてきたんで受け取って下さいな。
それと息子さん、これからは
緩衝地帯としての役割、ヨロシクね。
遠山景任「父親に謀反をそそのかしておいて
よくもぬけぬけとこれたものだな!
帰れ、帰れ(#゚Д゚)」
香典を突き返され
胡散苦斎は追い返されてしまう・・・
村上義清に続いて
小笠原長時までも討ち取られる。
小笠原家の滅亡により
東から武田の脅威が迫る。
国境を接するや否や
武田家から
その強大な武力を背景にした威圧外交が。
信玄が自ら来るとはw
ゲームの仕様で
主君も使者として
派遣することができちゃうので
こうゆうシチュエーションになるのは
信長の野望、及び三国志シリーズでは
特段珍しいことではない。
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昔の三国志シリーズの作品だと
使者を捕らえて
処断もできていたが・・・
信玄の振る舞いは
あまりにも無礼千万で
その場で捕らえて
刀の錆にしてやりたいところだが
このゲームの仕様上
それはできない(苦笑
さすがに温厚な
木曽義在公もプッツン!
義在「上等だコラやってみろ(#゚Д゚)ドルァ!!」
ブチキレた義在が
武田打倒に動き出す。
小笠原長時の遺児である
貞慶を抱き込んで味方につけ・・・
貞慶と同じく
武田に父を討たれ復讐の機会を窺っていた
村上国清・・・
武田に支配領域を圧迫されている
関東管領の上杉憲政公を誘って
武田包囲網を形成し
信玄に対抗することに。
信玄も激怒。
いつ何時(なんどき)
誰の挑戦でも受ける!
武田との全面戦争だ。
まだまだぁ。
念には念押しで
国人衆の切り崩しもやってやる!
が、武田家への忠誠を誓う飯島為政は
木曽家の誘いに応じようとしない。
飯田砦の取り込み工作に失敗。
義在自ら軍勢を率いて
武田討伐戦へ出陣!
武田方の上原城を包囲した木曽軍。
さっさと武器を捨てて降伏せよ!
さもなくば・・・
武田方の後詰が来たか。
と、思ったら武田の正規軍ではなく
武田に与する坊さん軍団かよ。
まぁ、よい。
景気づけにボコってやるとするか。
と思っていたら・・・
逆にボコられてしまったでござる(爆
大敗を喫して這う這うの体で
本拠福島城に逃げ帰った義在・・・
この体たらくぶりに嫌気が差したのか
胡散苦斎が出奔。
ここで
まさかのお別れとはorz
しかし
今まで
よくワシに我慢して
ついてきてくれた・・・
もう咎めはせぬ・・・
胡散苦斎よ。達者でな・・・
え・・・?別人??
じゃないよね?
辞職してすぐに
まさかのカムバック(汗
こうゆうところも含めて
非常に胡散臭い(爆
さっそく
武田の逆襲か!?
ゲゲッ!ここで今川勢・・・
しかも大軍で襲来!
ここで∑(゚Д゚; )信虎とか・・・
信虎、太原雪斎、総大将は今川義元と
今川軍の最強メンバーじゃないか。
乱戦の中で
うちの頼継さんが殉職。
約6年もの間
うちで熱心に働いてくれた彼だったが・・・
木曽家は貴重な人材を一人失ってしまった。
リベンジに燃える木曽勢は
次の野戦で
鉄砲部隊を全面に押し出して・・・
今川勢を蹴散らして一矢報いることに成功。
頼継さんの仇!
ということで今川方の武将を一人処断。
今川義元の信濃侵攻で
対武田どころではなくなってしまった
木曽家・・・
対今川の防戦に忙殺されている間に
武田信玄は武田包囲網の一角である
村上国清を討ち滅ぼしてしまった。
国清よ・・・援軍を送ることができなかった。
許せ・・・。
度々林城に押し寄せてくる今川軍を
数度撃退するも・・・
次々に新手の軍を繰り出す今川勢の前に
林城の救援に派遣していた
木曽軍の後詰が壊滅。
小笠原貞慶が
立て籠もる林城は孤立無援となり
今川軍の猛攻を受けて陥落。
木曽家を盟主とした武田包囲網も
求心力を失い瓦解orz
木曽家単独で今川、武田と対峙しながら
独立を維持することは極めて困難な情勢となり
観念した義在は
今川義元のところに直接出向いて
今川家への臣従の意を表明。
義在は責任を取って
木曽家当主の座を
息子義康に譲って
隠居することに。
引責辞任したというわけだw
今川家に降伏した直後の情勢。
今川家との全面戦争で
兵力もボロボロの状態。
しばらくは
今川家に面従腹背で
チャンスを待つしかないだろう。
今回の
プレイを振り返っての反省点。
当然のことだが
プレイ前に
きちんと戦略の方針を立てること。
武田包囲網も
村上義清、小笠原長時らが存命時に
形成していたならば
また違った展開になっていたであろう。
行き当たりばったりで
事を進めていたから
行き詰ってしまったという典型例であるw
村上国清、上杉憲政との武田包囲網形成は
遅きに失した感があったといえよう。
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と、まぁ色々
振り返ってみても面白い。
このゲームは
戦国大名でプレイして
他勢力に武力で滅ぼされても
ゲームオーバーにならず
武力制圧された勢力の家臣として
プレイ続行できるのも
また素晴らしい。
冒頭で述べた通り
万人受けする作品ではないので
極めて望み薄ではあるが
個人的な願望をいわせてもらうと
この蒼天録がフォーカスした要素を
もっと掘り下げた戦国ゲームが
出ないかなぁと。
あくまで願望だけど(w
他にも
色々なプレイスタイルがあるけれど
今回は
このあたりで。
完